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市場調査会社の​料金の​公表を​調査|​業界団体の​正会員で​ネット調査を​請ける​47社の​うち、​公式サイトに​料金を​載せていたのは​12社

一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会の正会員のうち、ネット調査を請ける47社の公式サイトを読み、ネット調査の料金を載せているか、どう載せているか、料金に何が含まれるかを数えた調査の詳細です。出し方の内訳、10問・100人の料金の並び、料金に含まれるものの内訳、調べ方を載せています(2026年10月)。

著者: 村山 悠太(ゴムマリ) 最終更新: 2026年10月

タブレットの画面のチェック欄に、ペンで印を付けている手元
写真はイメージです

この記事でわかること

  • 業界団体の正会員でネット調査を請ける47社のうち、公式サイト(1社3ページまで)にネット調査の料金を載せていたのは12社(25.5%)
  • 料金を載せていた12社の出し方は、条件つきの料金表が7社、事例の総額だけが3社、「〜から」の下限だけが2社。料金表から10問・100人の料金が読めた5社では5万〜11万円
  • 報告書まで料金に含むと書いていたのは12社のうち2社。料金表の金額は、主に調査画面の作成から回収とデータの納品までの料金
目次
  1. 業界団体の正会員でネット調査を請ける47社のうち、公式サイトに料金を載せていたのは12社
  2. 料金の出し方は、料金表が7社、事例の総額だけが3社、「〜から」の下限だけが2社
  3. 料金表から10問・100人の料金が読めた5社では、5万〜11万円
  4. 報告書まで料金に含むと書いていたのは、12社のうち2社
  5. 調べ方
  6. 当社の見解:ネット調査の料金は、回収の後に何を受け取るかをそろえてから比べる
  7. 回収の後の作業のご相談
  8. 調査概要
  9. この調査についてのお問い合わせ

市場調査会社が、ネット調査(インターネットで回答を集めるアンケート調査)の料金を公式サイトでどれだけ公表しているかを調べました。業界団体の一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会の正会員のうち、公式サイトを読めて、ネット調査を自社のサービスとして請けていた47社で、トップを含む1社3ページまでにネット調査の料金を載せていたのは12社(25.5%)でした。12社のうち7社は設問数や回収数の条件をつけた料金表を載せ、そこから10問・100人の料金が読めた5社では5万〜11万円でした。いずれも各社が示す料金の下限や目安で、相場や実際の取引の金額ではありません。

このページは、この調査の詳細です。料金の出し方の内訳、10問・100人の料金の並び、料金に含まれるものの内訳、調べ方を載せています。

業界団体の​正会員で​ネット調査を​請ける​47社の​うち、​公式サイトに​料金を​載せていたのは​12社

一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会の正会員名簿に載る99会員から、一般社団法人の3会員を除いた96社の公式サイトを、2026年10月19日に、トップを含む1社3ページまで読みました。読めた89社のうち、サービスの一覧や調査の手法の一覧、実施の実績にネット調査を挙げていた会社を、ネット調査を請ける会社としました。この47社のうち、ネット調査の料金を載せていた会社は12社(25.5%)でした。ほかに1社は、依頼主が自分で調査票を作るセルフ型の道具の料金だけを載せていました。料金の記載が無かった会社は34社です。

業界団体の正会員のうち、公式サイトを読めてネット調査を請けていた47社: ネット調査の料金あり 12社(25.5%)、セルフ型の道具の料金だけ 1社(2.1%)、ネット調査の料金の記載なし 34社(72.3%)

当社が同じ月に、AI開発会社の比較・紹介サイトに載る63社を1社3ページまで読んだときは、公式サイトにPoC・開発・月額の価格を載せていたのは2社(3.2%)でした(AI開発の価格の公表の調査)。

料金の​出し方は、​料金表が​7社、​事例の​総額だけが​3社、​「〜から」の​下限だけが​2社

料金を載せていた12社を、載せ方で分けました。設問数や回収数(サンプル数)の条件をつけた標準の料金表を載せていたのは7社です。ほかの5社のうち3社は、ある調査の実施例や見積もりの例の総額だけを、2社は「基本料金〇万円から」のような条件の無い下限だけを示していました。料金表を載せる会社は、事例や下限もあわせて載せていることがあります。

出し方社数
設問数・回収数の条件つきの料金表 7社
事例・見積もりの例の総額だけ 3社
「〜から」の下限だけ 2社

ネット調査の料金を載せていた12社の、料金の出し方: 設問数・回収数の条件つきの料金表 7社、事例・見積もりの例の総額だけ 3社、「〜から」の下限だけ 2社

料金表から​10問・​100人の​料金が​読めた​5社では、​5万〜11万円

料金表を載せていた7社のうち、10問・100人(回収数100)の条件の料金が読めたのは5社です。社名は伏せ、低い順に並べました。このほかの2社は、回収数を50人からにした表や、設問数の条件の無い表でした。

低い順10問・100人の料金書き方
1社目 50,000円 表の値
2社目 74,000円 〜から
3社目 82,000円 表の値
4社目 90,000円 〜から
5社目 110,000円 表の値

いずれも各社の表記のまま(税別・税込をそろえていない)で、「〜から」の書き方も含みます。会社の数が5社と少ないため、幅は会社の選び方で動きます。

報告書まで​料金に​含むと​書いていたのは、​12社の​うち2社

料金を載せていた12社の料金のページを読み、示した料金に何が含まれると書かれているかを、項目ごとに数えました。「別の料金・作らない」は、別の料金やオプションとして示しているか、そのメニューでは作らないと書いている会社です。

項目料金に含む別の料金・作らない記載なし
調査画面の作成 11社 0社 1社
回答の回収 12社 0社 0社
回答のデータ(ローデータ) 9社 0社 3社
単純集計 7社 3社 2社
クロス集計(属性の掛け合わせ) 5社 4社 3社
自由記述の処理 2社 3社 7社
分析 2社 4社 6社
報告書 2社 7社 3社

回答の回収は12社すべてが、調査画面の作成は11社が、料金に含むと書いていました。報告書まで料金に含むと書いていたのは2社で、料金表を載せる7社に限ると1社です。料金表と並べて、報告書まで含む一式の料金を別に示す会社もありました。

調べ方

会社の集まり

一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会の正会員名簿(2026年10月19日に取得)に載る99会員のうち、一般社団法人の3会員を除いた96社を候補にしました。グループ会社は、名簿の会員ごとに1社と数えています。正会員でない調査会社は、調べていません。

読んだページと、ネット調査を請けるかの判定

各社の公式サイトは、トップと、トップのリンクの語から選んだ料金・サービスのページを、トップを含め1社3ページまで読みました。サービスや料金のページがその1段下にあるときは、そのページを選んでいます。ネット調査を請けているかは、ネット調査の語を含む文と名簿の会員紹介の欄を、AI(大規模言語モデル)で別々に2回判定し(46社・一致率100%)、どちらも「分からない」とした5社と、道具で読めずブラウザで読んだ2社、道具がトップの1ページしか読めなかった11社(ブラウザで読み直しました)は、当社が文を読んで決めました。

料金の判定

金額を含む205文を抜き出し、それぞれが自社のネット調査の料金表・下限・事例の総額・セルフ型の料金・その他の価格のどれかを、AIで別々に2回判定しました(一致率99.0%)。食い違った2文は、当社が文と前後を読んで決めました。会場調査・インタビュー・郵送などネット調査でない手法の料金、調査とプレスリリースの制作をまとめた料金は、ネット調査の料金に含めていません。料金を載せていた12社の出し方、10問・100人の料金、料金に含まれるものは、当社が各社の料金の文とページを読んで分けました。

取りこぼしと確かめ

料金を載せていないとした会社から6社を選び、ブラウザでページを開き直しました。2社でサービスの一覧より奥のページに料金を見つけ、1社はページの選び方を直して数え直しました。もう1社はトップを含む3ページの外のため、数えていません。そのため、料金を載せている割合は実際より低めに出ている可能性があります。公式サイトを読めなかった7社(ブラウザの証明書の警告が出た6社・ページが見つからなかった1社)は、分母に入れていません。

当社の​見解:ネット調査の​料金は、​回収の​後に​何を​受け取るかを​そろえてから​比べる

料金表から読めた10問・100人の5万〜11万円は、主に調査画面の作成から回答の回収とデータの納品までの料金です。料金を載せていた12社のうち7社は、報告書を別に数えるか、そのメニューでは作らないと書いていました。料金表の金額を並べると、回収の料金どうしは比べられますが、調査を頼んで最後に受け取るものの値段は比べられません。

当社は、集まったアンケートや記録の自由記述を全件読み、分類して報告にまとめる仕事を請けてきました。約1万件の顧客満足度調査を全件分析した案件も、製造現場の約1万件の記録を全件判定し直した案件も、回収は済んでいて、作業の中心は、回収の後に何で分け、何と比べるかを決めることでした。当社が公開データで行った調査(有価証券報告書の分析)でも、データを集める費用は0円でしたが、判定の基準を決めて全件を2回判定する作業が残りました。

このため、見積もりを比べるときは、少なくとも次の5つをそろえる必要があると当社は考えています。後の3つは料金表の金額に含まれていないことがある部分で、上の2つの案件で進め方を決め直したのもここでした。

  • 設問数と回収数、対象者を絞るスクリーニングの有無
  • 調査画面の作成が料金に入っているか
  • 集計の範囲(単純集計だけか、どの属性で掛け合わせるか)
  • 自由記述をどう扱うか(回答の一覧で受け取るか、分類して数えるか)。製造現場の記録の案件では、キーワードで分けると、どれにも当てはまらない記録が一つの分類に流れ込み、そこが損失の大きな要因に見えてしまうため、元の人手の分類を基準に置き直しました。
  • 報告書の有無と、報告書で答える問い。顧客満足度調査の案件では、集まっていたのが満足度の点数ではなく不満と要望の記録だったため、そのデータで何が言えて何が言えないかを先に決め、報告書の冒頭に置きました。

何を比べたいか、自由記述から何を知りたいかを先に決めておくと、見積もりの差がどこから来ているかを読み分けられます。調査会社の選び方と費用の全体は、市場調査・リサーチ外注の費用まとめにまとめています。

回収の​後の​作業の​ご相談

当社は、集まったアンケートの自由記述を全件読んで分類し、どこで何が起きているかを数えて報告するVOC分析と、出典つきで調べてまとめる市場・競合リサーチを請けています。

調査概要

項目内容
調査期間 2026年10月19日(正会員名簿と公式サイトを読み、分析を行った日)
調査機関 自社調査(ゴムマリ株式会社)
調査対象 一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会の正会員名簿(2026年10月19日に取得)に載る99会員のうち、一般社団法人の3会員を除いた96社。このうち公式サイトを読めた89社で、ネット調査を自社のサービスとして請けていた47社を、料金を載せている割合の分母とした
有効回答数 調査対象が人ではないため該当なし(公式サイトを読めた会社: 89社、判定した金額を含む文: 205文)
調査方法 各社の公式サイトのトップと、トップのリンクの語から選んだ料金・サービスのページ(トップを含め1社3ページまで。サービスや料金のページがその1段下にあるときは、そのページを選んだ)を読んだ。ネット調査を請けているかは、ネット調査の語を含む文と名簿の会員紹介の欄を、AI(大規模言語モデル)で別々に2回判定し(46社・2回の判定の一致率100%)、どちらも「分からない」とした5社と、道具で読めずブラウザで読んだ2社、道具がトップの1ページしか読めなかった11社(ブラウザで読み直した)は、当社が文を読んで決めた。料金は、金額を含む205文を抜き出し、それぞれが自社のネット調査の料金表・下限・事例の総額・セルフ型の料金・その他の価格のどれかをAIで別々に2回判定し(一致率99.0%)、食い違った2文は当社が文と前後を読んで決めた。料金を載せていた12社の出し方と10問・100人の料金は、当社が各社の金額の文を読んで決めた(円の記号の無い料金表の1社は、ページを開いて読んだ)。料金を載せていないとした会社から6社を選んでブラウザでページを開き直し、2社でサービスの一覧より奥のページに料金を見つけた。1社は選び方を直して数え直し、もう1社はトップを含む3ページの外のため数えていない

料金は各社の表記のまま(税別・税込をそろえていない)で、「〜から」の下限や目安を含みます。相場や実際の取引の金額、見積もりの平均ではありません。セルフ型の道具の料金、会場調査・インタビュー・郵送などネット調査でない手法の料金、調査とプレスリリースの制作をまとめた料金は、ネット調査の料金に含めていません。

出典:一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会の正会員名簿、各社の公式サイト(いずれも2026年10月19日に取得)をもとにゴムマリ株式会社作成

この​調査に​ついての​お問い​合わせ

本調査についてのお問い合わせ、または、集まったアンケートの自由記述を全件読んで分類し、報告にまとめるご相談は、調査票と回答の件数を添えてお問い合わせいただくと、進め方を具体的にご案内できます。

この記事を書いた人

代表 村山悠太のポートレート

村山 悠太(ゴムマリ代表)

国産大手ERPベンダーで新卒からERPのエンタープライズ営業・プリセールス・導入コンサル、外資系SaaSでパートナーセールス部門の立ち上げ、国内大手放送局で新規事業開発(通販カタログ事業)、AIスタートアップ2社でビジネスサイドの要職を歴任。2024年10月から生成AIを自ら実装し、2025年にゴムマリ株式会社を設立。

現在は自らAIエージェントを実装するFDE。評価セット設計・専門家監修・Go/No-Go判定、CRM・会計・社内DBとの統合、減った時間の実測まで一貫します。要件から、運用まで——AIエージェントが、現場で成果を出す仕組みを。

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