ホーム / お役立ち記事 / 調達ポータルの落札実績の取り方と活用法|品目ごとの落札企業・府省の件数・新しい落札者
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調達ポータルの落札実績オープンデータは、国の機関の落札の結果を年度ごとのCSVで配るデータで、登録なしでzipを取れます。2026年11月2日に弊社が14年度分を取ると、合計315,951行・8列でした。取り方、規模と列、差分とJSON、単価の行などの落とし穴、利用の条件を、取った記録と公式の説明でまとめます。

この記事でわかること
調達ポータルの落札実績オープンデータは、国の機関の落札の結果を、年度ごとのCSVで配るデータです。登録なしでzipを取れ、2026年11月2日に弊社が14年度分を取ると、合計315,951行・8列でした。
ただし予定価格や入札に参加した会社の列は無く、落札価格には単価の行も混じります。この記事は、官公庁への営業や市場調査に使いたい担当者に向けて、取り方・列・落とし穴・規約を、取った記録と公式の説明でまとめます。
落札実績オープンデータとは、調達ポータルに登録されている、政府電子調達システムでの落札実績を、CSVで出したものです(ダウンロードの頁)。調達ポータルの運営はデジタル庁です。
これから出る入札の公告を拾うなら、官公需情報ポータルサイトAPIを使います。官公需のAPIには落札者・落札金額の項目が無く、誰がいくらで落札したかは、この落札実績で見ます。
件名の語で絞れば、その品目を国から受けている会社の一覧になります。令和7年度に件名に「清掃」を含む行は1,043行で、22の府省から435社が落札していました(法人番号で数え、法人番号の無い行は商号で数えました)。
435社のうち287社は、令和7年度の清掃の落札が1行だけでした。件名に「システム」を含む行は1,817行・623社(同じ数え方)で、落札価格の中央値は18,580,000円です。
件名の語は字面で当たるので、品目の分類ではありません。語を決めたら、当たった件名を一度読んで、外す行を決めます。
令和7年度の33,776行は、44の府省コードに分かれていました。最も多いのは国土交通省の8,337行(24.7%)で、件名に「システム」を含む行でも、国土交通省が457行で最も多くありました。
入札方式は、一般競争入札・最低価格が74.8%、一般競争入札・総合評価が16.3%です。落札決定日は、2026年3月が6,243行、2025年4月が5,653行で、年度の替わり目に集まっていました。
令和7年度に法人番号で落札が載った9,630社のうち、7,076社(73.5%)は令和6年度にも落札していました。9,630社のうち、平成25年度から令和6年度までの全件に一度も法人番号で出てこない会社は1,209社でした。
同じ品目で新しく入ってきた会社と、毎年取り続ける会社を分けて数えれば、その品目に入る余地の当たりを付けられます。
調達ポータルのトップから「落札実績情報の一覧」を開くと、全件データと差分データのzipが並んでいます。2026年11月2日は、次の場所でした。
https://www.p-portal.go.jp/pps-web-biz/UAB02/OAB0201
全件データは年度ごとで、頁には平成25年度から令和8年度までの14本がありました。頁は、全件データを前月末日時点で公表している落札実績としています。
操作マニュアル(調達ポータル 使い方編)には、ダウンロード用のURLに直に当てて取る方法も書かれています。CSVの全件データは、末尾に年度(YYYY)を入れた次の形です。
https://api.p-portal.go.jp/pps-web-biz/UAB03/OAB0301?fileversion=v001&filename=successful_bid_record_info_all_2025.zip
弊社はこの形で、14年度分の全件と、差分のうち3本を取りました。ログインや申し込みは要らず、間を5秒あけて1本ずつ取りました。
弊社が取った全件データの行の数は次のとおりです(2026年11月2日)。どのCSVにも見出しの行は無く、1行目からデータです。
| 年度 | 行 |
|---|---|
| 平成25年度(2013) | 1 |
| 平成26年度(2014) | 7,088 |
| 平成27年度(2015) | 12,027 |
| 平成28年度(2016) | 16,420 |
| 平成29年度(2017) | 21,688 |
| 平成30年度(2018) | 23,132 |
| 令和元年度(2019) | 25,539 |
| 令和2年度(2020) | 27,586 |
| 令和3年度(2021) | 29,896 |
| 令和4年度(2022) | 31,662 |
| 令和5年度(2023) | 33,862 |
| 令和6年度(2024) | 36,236 |
| 令和7年度(2025) | 33,776 |
| 令和8年度(2026・10月30日まで) | 17,038 |
14本のzipは合わせて16,415,517バイトで、展開したCSVは合わせて60,949,255バイト(約61MB)です。令和7年度のzipは1,797,702バイト、CSVは6,600,765バイトでした。
平成25年度のファイルは1行だけで、まとまった行があるのは平成26年度からです。どのファイルも、行の落札決定日がそのファイルの年度(4月から翌年3月)に収まっていました。
令和7年度の落札価格は、中央値が5,550,000円で、100万円以上1,000万円未満の行が52.4%でした。10億円以上の行は147あります。
列はファイル仕様(落札実績オープンデータファイル仕様・令和8年10月版)の順に次の8つで、見出しの行は無いため、列名は自分で付けます。
| 列 | 中身 |
|---|---|
| 1 | 調達案件番号(19桁) |
| 2 | 調達案件名称(件名) |
| 3 | 落札決定日(YYYY-MM-DD) |
| 4 | 落札価格(小数2桁まで) |
| 5 | 府省コード(2桁。名前はファイル仕様の表で引く) |
| 6 | 入札方式コード(7桁。名前はファイル仕様の表で引く) |
| 7 | 落札者の商号又は名称 |
| 8 | 落札者の法人番号(必須でない列) |
令和7年度は、法人番号が33,369行(98.8%)に入っていました。入っている法人番号は、どれも13桁で、国税庁の計算式の検査用の数字とも合っていました。
令和7年度に出てきた府省と入札方式のコードは、どれもファイル仕様の表にありました。
差分データは、日次で新しく足された落札実績を、日ごとのzipで配るものです。2026年11月2日の頁には、8月25日から11月2日までの70本が並んでいました。
弊社が取った差分のうち、行の入っていた2本は、ファイルの日付の前日の落札決定日の行でした。10月31日のファイルは10月30日の106行、10月1日のファイルは9月30日の151行で、どれも全件データの令和8年度にありました。
70本のうち24本は大きさが0.2KBで、日付は月曜日と日曜日が10本ずつでした。開いた11月2日の1本は、中身がBOMだけでした。
前日が土曜日・日曜日のファイルには、行が入らないと読めます。
マニュアルには、同じ中身をJSONで取るURLも書かれています。10月31日の差分をJSONで取ると、106件の行がCSVと同じ並びで入っていて、値はどれも文字列でした。
JSONの全件データは、マニュアルでは年月(YYYYMM)を指定する形で、年度で指定するCSVと違います。弊社は、JSONは差分だけを取りました。
令和7年度の最大の行は、厚生労働省の「ハローワークシステムの更改に係る拠点設備更改一式」の68,350,000,000円でした。金額は平均でなく、中央値か金額の帯で見ます。
調達ポータルの「ご利用にあたって」の利用条件には、次の文があります。
数値データ以外の情報を使うときは出典を書き、編集・加工したときは、出典とは別にそのことを書きます。編集・加工した情報を、国や府省が作ったかのように公表・利用してはいけないとしています。
この利用ルールは政府標準利用規約(第2.0版)に準拠し、「クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの表示4.0 国際」と互換性があるとしています。
リンクは事前の連絡なく張れますが、頁をフレームの中に出すことは控えるよう求めています。リンクには、トップページのURLを使うよう求めています。
同じ頁の「利用規約」には、「調達ポータル・政府電子調達(GEPS)のご利用にあたっては、以下に掲載の利用規約をご確認ください。」とあり、「調達ポータル・政府電子調達(GEPS)利用規約」(PDF)が載っています。
この規約は、本システムを使って入札・契約等の手続を行う者を「システム利用者」と呼び、その者が守る事項を定めています。
法人番号の空いた行の商号には、「事務所」を含む名前もあります。落札者の一覧を社外に出すなら、個人の名前が含まれないかを自社の個人情報の決まりで確かめます。
出典:調達ポータル(https://www.p-portal.go.jp/)
この記事の数字と表は、調達ポータルの「落札実績オープンデータ」(2026年11月2日に利用)をもとにゴムマリ株式会社が作成しました。
まず、令和7年度の全件データを取り、自社の商材の語で件名を絞ってみてください。落札した会社の数と府省の数が、その品目の国の市場で当たれる先の大きさの目安になります。
受注の実績から、次に当たる先を理由つきで並べるならターゲットリスト作成を承ります。官公庁に売る場合は、当たる先の発注機関を並べます。
品目ごとの国の調達の規模や、落札している競合を出典つきで調べるなら市場・競合リサーチです。相談からどうぞ。
関連記事: 官公需情報ポータルサイトAPIの取り方と活用法/gBizINFOの使い方/法人番号公表サイトのCSVダウンロードと活用法/官公データで企業リストを作る方法
ワークスアプリケーションズで大手企業向けERPの営業と導入を担当し、外資系SaaS企業と国内大手放送局で販路と新規事業の立ち上げ、AI学習用データを扱うAIスタートアップ2社でマーケティングと営業を担った。2024年10月から生成AIの実装に入り、いまは大手企業の現場で、AIエージェントを要件定義から運用まで手がけている。
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要りませんでした。2026年11月2日に、ログインも申し込みも無く、14年度分の全件と、差分(70本のうち3本)のzipが落ちました。マニュアルにも、ダウンロード用のURLに直接アクセスして取る方法が書かれています。
分かりません。落札実績オープンデータの8つの列のうち、入札の結果に関する列は、落札した会社と落札価格だけです。予定価格・入札に参加したほかの会社・落札率の列はありません。
特定の会社の調達の実績は、gBizINFOでも法人番号ごとに引けます(使うにはアクセストークンの申請が要ります)。この記事の落札実績は、登録なしで年度ごとの全件を取れます。
調達ポータルの「ご利用にあたって」の利用条件は、公開している情報を「商用利用も可能です」としています。使うときは出典を書き、編集・加工したときはそのことも書く決まりです。
令和7年度分は約3.4万行です。CSVに見出しの行が無いので、列名を自分で足します。調達案件番号は19桁で、どれも0で始まるため、文字列の列として読みます。