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IPAのDX推進ポータルの「全件CSVダウンロード」は、ログインなしでDX認定事業者の一覧を1つのCSVで返します。2026年10月31日に弊社が取ると4,065行・31列で、その日に認定中の事業者は2,352でした。取り方、列の中身と空の多い列、1行が1社でないなど取って踏んだ落とし穴、利用の決まりを、取った記録と公式資料でまとめます。

この記事でわかること
DX推進ポータルの「全件CSVダウンロード」を押すと、ログインなしで、DX認定を受けた事業者の一覧が1つのCSVで取れます。弊社が2026年10月31日に取ると、4,065行・31列で、その日に認定中の事業者は2,352でした。
ただし1行は1社ではなく、期限の切れた認定も入っています。この記事は、DXに取り組む会社を営業や提携の先として探したい担当者に向けて、取り方・列の中身・落とし穴・利用の決まりを、取った記録と公式資料でまとめます。
DX認定制度とは、DX推進の準備が整っていると認められた企業を、国が認定する制度です(IPA「DX認定制度のご案内」)。
認定と更新を受けた事業者は、IPAの「認定事業者一覧」に公表されます。一覧はウェブの画面で見られ、全件をCSVで落とせます。
DX認定の基準では、経営の方向性やDX戦略を対外的に公表していることが要件です(IPAのFAQ)。一覧に載る会社は、認定を受けた時点でDXの方針を外に出していた会社です。
CSVには都道府県・業種・従業員数の区分・規模が入っています。たとえば認定中の事業者で、愛知県にあり、業種のどれかに製造業を持つ会社は36ありました。
CSVの法人番号は、個人事業主の49行を除く全行に入っていました。13桁のチェックディジットも、すべて合っていました。
自社の顧客マスタに法人番号があれば、CSVと突き合わせるだけで、どの顧客が認定中かを列で持てます。法人番号の取り方は法人番号公表サイトのCSVダウンロードと活用法にまとめています。
新規の認定(手続き番号の末尾が01の行)は、2025年の1年で500件、2026年は1〜10月で695件でした。認定中の2,352のうち、中小企業・小規模企業・個人事業主が1,476(62.8%)を占めます。
認定された事業者の申請書も公表されています。IPAのFAQは、認定基準に対して示すべき内容の水準を確かめる参考として、申請書を見ることを勧めています。
一覧の頁は、DX推進ポータルの「DX認定制度 認定事業者の一覧」(https://disclosure.dx-portal.ipa.go.jp/p/dxcp/top)です。IPAの「DX認定制度」の頁の関連リンクからも行けます。
頁の上にある「全件CSVダウンロード」を押すと、AllData.csv が落ちます。ログインは要りませんでした。
リンク先は https://disclosure.dx-portal.ipa.go.jp/download/AllData.csv です。
画面の一覧は当月に認定された事業者だけで、2026年10月は127件を50件ずつ3頁に分けて出していました。過去の認定は「詳細検索」で探します。
詳細検索で指定できる条件は、次のとおりです。
| 条件 | 選べるもの |
|---|---|
| 検索期間 | 認定の年月(月ごと) |
| 地域 | 都道府県・市区町村 |
| 会社の大きさ | 従業員数の区分・規模 |
| 業種 | 業種の分類 |
| 検索オプション | 「現時点で有効な認定のみ表示する」(初めから入っている) |
詳細検索の頁にあったCSVの口は、全件の1つだけでした。条件で絞ったCSVが要るなら、全件を落としてから自社で絞ります。
各行の「申請書」の列の「ダウンロード」からは、その事業者の申請書がZIPで落ちます。URLは /download/<手続き番号>/<手続き番号>.zip の形です。
手続き番号は「DX-西暦-月-年月内の連番-認定・更新回数」の形です(公表の頁の説明)。たとえば弊社の DX-2026-10-0049-01 は、2026年10月に初めて認定された番号です。
弊社が取った記録は次のとおりです。
| 項目 | 取った結果 |
|---|---|
| 取った日 | 2026年10月31日 |
| ファイル | AllData.csv(1,365,042バイト・約1.4MB) |
| 形式 | UTF-8(BOMつき)・改行はCRLF・全項目を「“」で囲む |
| 行と列 | 4,065行(見出しを除く)・31列 |
| DX認定の行・公益DPF認定の行 | 4,063行・2行 |
| DX認定を受けた事業者 | 2,498(法人番号で数えた。個人事業主は名称で) |
| 2026年10月31日に認定中 | 2,352 |
| 最も古い適用開始日 | 2020年12月1日 |
| 2026年10月分 | 127件(新規74件・更新53件) |
新規の認定は、2021年が219件、2022年が327件、2023年が339件、2024年が429件と、年ごとに増えています。
認定中の2,352を規模で分けると、中小企業1,166・大企業~中堅企業876・小規模企業277・個人事業主33でした。
都道府県では東京都が769(32.7%)で最も多く、大阪府201・愛知県126が続きます。認定中の事業者がいない都道府県はありませんでした。
1つ目の業種(大分類①)では、製造業549・情報通信業515・卸売業、小売業251・建設業247の順でした。
31列の中身は次のとおりです。空の割合は、DX認定の4,063行で数えました。
| 列 | 中身 |
|---|---|
| 手続き番号 | 認定・更新ごとの番号。空なし |
| 法人番号等 | 13桁の法人番号。個人事業主は「個人事業主」の文字 |
| 一般事業主の氏名又は名称 | 会社名。個人事業主は事務所名・屋号か氏名 |
| 都道府県名・住所 | 住所の列は都道府県名を含まない |
| 代表者の氏名 | 空なし |
| 認定の適用開始日・適用終了日 | 2026/10/01 の形。期間は2行を除いて2年 |
| 認定の取消日 | 全行が空 |
| 従業員数(単体) | 「100~299人」など11の区分。空は27行 |
| 規模 | 「中小企業」など4つ。空は27行 |
| 大分類①・中分類① | 1つ目の業種。空は27行 |
| 大分類②〜⑩・中分類②〜⑩ | 2つ目以降の業種。大分類②は82.4%が空 |
業種は名前で入り、分類のコードは入っていません。2つ以上の業種を持つ行は、認定中の2,352行のうち374行(15.9%)でした。
取れないものもあります。電話・メール・担当者・ウェブサイトの列は無く、資本金や売上も入っていません。従業員数は区分だけです。
認定の中身(どんな戦略を公表したか)は、CSVには入っていません。事業者ごとの申請書のZIPを1件ずつ開いて読みます。
一覧は認定された事業者の公表なので、申請中の事業者と認定されなかった事業者は載らないと読めます。
弊社の申請書のZIP(35,080バイト)には、Wordのファイルが1つ入っていました。様式第16の認定申請書で、設問ごとに公表した頁の名前・公表日・URL・記載内容の抜粋が書かれています。
一覧は毎月の初旬に更新されます(IPAのFAQ)。新規の認定は、原則として審査を通った日の翌月初旬に載ります。
取ったCSVでは、適用開始日はすべて月の1日でした。2026年10月分の127件は、適用開始日が2026年10月1日の127行と、手続き番号まで一致しました。
毎月の差分は、月の初旬に全件を取り直し、適用開始日が当月1日の行を足して取ります。前月のCSVと手続き番号で比べても、同じ行が取れます。
認定の有効期間は、適用日から2年間です。更新を望む事業者は、期限の60日前までに更新を申請します(IPAのFAQ)。更新されると、末尾が02、03と増えた新しい行が足されます。
1行は1社ではない1行は1回の認定か更新です。末尾が01の行が2,511、02が1,132、03が420あり、4,063行で事業者は2,498でした。会社の数は法人番号で数えます。
期限が切れた認定も入っている一度認定され、最後の適用終了日が2026年10月31日より前の事業者が146ありました。今の認定中だけを使うなら、適用終了日で絞ります。
別の制度の行が混ざる手続き番号が「DPF-」で始まる2行は、公益デジタルプラットフォーム運営事業者の認定です。DX認定だけを数えるなら、「DX-」の行に絞ります。
同じ事業者に、末尾01の番号が2つ付くことがあるそうした事業者は13ありました。8は認定が切れて間が空いた後の認定で、5は前の期間に続けて新しい番号になっていました。新規(末尾01)の件数には、この13事業者の2つ目の番号も入ります。
住所に都道府県名が無く、数字は全角住所の列は都道府県名を含まず、4,063行のうち4,054行に全角の数字がありました。ほかの一覧と突き合わせる前に、都道府県名をつなぎ、数字をそろえます。
業種を1つ目だけで絞ると落ちる認定中で大分類①が製造業の行は549でしたが、大分類①〜⑩のどれかに製造業を持つ行は578でした。
画面の詳細検索も、業種は1つ目の分類で集計すると頁に書かれています。業種で絞るときは、CSVで10組すべてを見ます。
同じ会社でも、名称・代表者・住所が行ごとに違う同じ法人番号で名称の書き方が2つ以上ある事業者が32、代表者が2人以上が307、住所が2つ以上が138ありました。
名称が2つ以上の32のうち、空白・全角半角・大文字小文字の違いだけでそろうのは2で、ほかは社名や「株式会社」の位置が違いました(社名を変えた前後とみられます)。名寄せは名称でなく法人番号で行います。
古い認定の27行は、従業員数・規模・業種が空空の27行は、どれも2021〜2023年に始まった認定でした。規模や業種で絞ると、この27行は外れます。
申請書のZIPが、macOSの unzip コマンドで開けないZIPの中のファイル名はShift_JISで、UTF-8の印がありませんでした。macOSの unzip は「Illegal byte sequence」で止まり、弊社は名前をShift_JISとして読み替えて展開しました。
公表の頁には、一覧の利用条件の記載が見当たりませんでした。
頁のドメイン(disclosure.dx-portal.ipa.go.jp)は ipa.go.jp の下にあり、IPAの「ウェブサイトのご利用について」(最終更新日 2023年11月15日)の対象に入ります。
この決まりには、商用利用の可否と、加工したときの書き方の定めがありません(2026年10月31日に確認)。社外に公開するサービスに組み込む前は、IPAに確かめるのが確実です。
取得の回数の決まりも書かれていません。公表サイトの robots.txt はすべてを許可していました。弊社はCSVを1回、申請書のZIPを1件だけ取りました。
CSVには、全行に代表者の氏名があり、個人事業主の49行にも代表者の氏名と住所が入ります。申請者は公表を前提に入力するよう案内されています(IPAのFAQ)。それでも取り込むなら、自社の個人情報の決まりで扱いを確かめます。
DX認定のロゴは、認定事業者だけが使えます。認定事業者でない会社は、制度の普及につながる用途に限り、許可の手続きを経て使えます(IPAのFAQ)。
まずCSVを取り、「DX-」の行のうち適用終了日が今日以降の行に絞ってください。自社の顧客一覧と法人番号で突き合わせれば、どの顧客が認定中かがすぐ分かります。
受注の実績から、次に当たる先を理由つきで並べるならターゲットリスト作成を承ります。自社でDX認定を取るならDX認定 取得支援で、戦略の言語化から公表ページの原稿まで、申請まで最短2週間で整えます(申請はご本人)。
弊社も2026年10月1日付けでDX認定を受け、10月分の127件の1件として一覧に載っています。相談からどうぞ。
関連記事: 官公データで企業リストを作る方法/法人番号公表サイトのCSVダウンロードと活用法/gBizINFOの使い方/女性の活躍推進企業データベースのオープンデータの取り方と活用法
ワークスアプリケーションズで大手企業向けERPの営業と導入を担当し、外資系SaaS企業と国内大手放送局で販路と新規事業の立ち上げ、AI学習用データを扱うAIスタートアップ2社でマーケティングと営業を担った。2024年10月から生成AIの実装に入り、いまは大手企業の現場で、AIエージェントを要件定義から運用まで手がけている。
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