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Salesforce と​ Notion を​つなぐ方​式の​選び方​|​公式の​連携・​ノーコード・​Workers

Salesforce と Notion をつなぐ方式は、Notion 公式の Salesforce の同期、ノーコードの連携の道具、Notion Workers で作る同期の3つです。向き・取り込める物・頻度・消した行の扱い・要るプラン・費用・保守で比べた表と、選ぶための3つの問い、Notion Workers で取引先・商談を本番で毎日同期している弊社の事例でまとめます。

著者: 村山 悠太(ゴムマリ) 最終更新: 2026年11月

「Salesforce と Notion をつなぐ3つの方式」の表。Notion 公式の同期・ノーコードの道具・Notion Workers の3列に、向き・取り込める物・要るプランの3行が並ぶ

この記事でわかること

  • Salesforce と Notion をつなぐ3つの方式(公式の同期・ノーコードの道具・Notion Workers)の違い
  • 向き・取り込める物・頻度・消した行・要るプラン・費用・保守で比べた表と、選ぶための3つの問い
  • Notion Workers で取引先・商談とサービス部門の記録を毎日同期している弊社の事例と、公式の同期の対象と比べた結果
目次
  1. 3つの方式の違い
  2. Notion 公式の Salesforce の同期: 3種類を設定だけで
  3. ノーコードの連携の道具: 1件ごとの出来事で動かす
  4. Notion Workers: 対象・変換・頻度を自分で決める
  5. 弊社の事例: Workers で取引先・商談とサービス部門の記録を毎日同期
  6. 選び方: 3つの問いで決める
  7. 自力でどこまでやれるか
  8. 外注する場合の判断基準
  9. 次の一歩

Salesforce と Notion をつなぐ方式は、大きく3つです。Notion 公式の Salesforce の同期、Zapier や Yoom などのノーコードの連携の道具、Notion Workers で作る同期です。

取引先・取引先責任者・商談を Notion で見るだけで、Notion のエンタープライズのプランなら、公式の同期が設定だけで済みます。

Notion の変更を Salesforce へ返すならノーコードの道具、ほかのオブジェクトや取り込む前の計算が要るなら Workers を選びます。

この記事は、Salesforce の情報を Notion でも使いたい営業・サービスの部門の担当者と、情報システムの担当者に向けて書きます。

弊社は、お客様の Salesforce の取引先・商談を、Notion Workers で作った同期で、本番で毎日 Notion へ取り込んでいます。各社の公式の文書は、2026年11月2日に確かめました。

3つの​方​式の​違い

比べる軸は、向き・取り込める物・頻度・消した行の扱い・要るプラン・費用の増え方・保守の7つです。表は、各社の公式の文書と、弊社の同期の作りから書いています。

軸 Notion 公式の同期 ノーコードの道具 Notion Workers
向き Salesforce から Notion へ 両方向のひな形がある 同期は Notion へ
取り込める物 取引先・取引先責任者・商談 道具の起点と動作による API で読める物を自分で決める
頻度 1分ごとに変更を確かめる 道具とプランで決まる 5分〜7日で指定
消した行 削除が返れば消す 起点しだい 同期の形で決まる
要るプラン Notion のエンタープライズ 道具の有料のプラン Notion のビジネスかエンタープライズ
費用の増え方 ヘルプに追加の料金の記載なし 動かした回数で増える 実行の回数で増える
保守 連携の仕組みは Notion が持つ 設定を自社で持つ コードを自社か頼んだ会社が持つ

Notion 公式の​ Salesforce の​同期: 3種類を​設定だけで

Notion の設定の「コネクション」から Salesforce につなぎ、取引先・取引先責任者・商談から選ぶと、種類ごとに Notion のデータベースができます。Notion は1分ごとに Salesforce の変更を確かめます。

1分は確かめる間隔で、1分以内に届く約束ではないと、ヘルプに書かれています。同期した項目は Notion では読み取り専用で、Notion で足した項目の値は Salesforce に書き戻されません。

リード・ケース・カスタムオブジェクトは対象外です。カスタムの参照項目は、Notion のリレーションになりません。

消した行は、Salesforce が変更の結果で削除を返したときに、Notion でも消えます。同期が気づく前に Salesforce から消えた行は、Notion に残ることがあります。

取り込む履歴を過去30日・90日・365日に絞ると、その期間に変更の無い行は、Notion で足した項目の値ごと消えます。動いていない取引先や商談も残すなら、すべてのレコードを選びます。

使うには、Notion のエンタープライズのプランが要ります。前の版の Salesforce の連携は2026年10月30日で止まり、前の版で作ったデータベースは残りますが、更新されなくなります。

出典は、Notion のヘルプの「SalesforceをNotionに接続する」と「他のツールからNotionへデータを同期する」です。

表にせず、Notion AI に Salesforce の中身を尋ねるだけなら、Notion AI の Salesforce のコネクタもあります。エンタープライズのプランが要り、新しいレコードは1時間以内に検索に出ると書かれています。

Salesforce の側にも、フローから Notion のページを作る・直す公式のコネクタがあります。使うには、Salesforce の MuleSoft for Flow: Integration のアドオンが要ります。

ノーコードの​連携の​道具: 1件ごとの​出来事で​動かす

Zapier や Yoom などのノーコードの道具は、「Salesforce にレコードができた」「更新された」などの起点で、Notion に行を足す・直す動作を組みます。

逆向きの、Notion の行から Salesforce のレコードを作る・直すひな形もあります。

Yoom の Salesforce と Notion の手順では、起点の間隔を5分・10分・15分・30分・60分から選べ、最短の間隔はプランで違うと書かれています。

Yoom で Salesforce を使うには、有料のプランが要ります(Salesforce から Notion への手順のページでは、チームプランとサクセスプラン)。

Zapier では、Salesforce は有料のプランでだけ使える Premium のアプリです(料金のページ)。成功した動作1つずつがタスクとして数えられるので、動かす件数が多いほど使う量が増えます。

消した行の扱いは、起点しだいです。Zapier の Notion と Salesforce のページに載っている起点には、レコードの削除を起点にするものはありませんでした(2026年11月2日)。

この節の記述は、各社の公開のページの範囲です。項目を空にしたときや、レコードを消したときの動きは、使う前に試験の行で確かめてください。

Notion Workers: 対象・​変換・​頻度を​自分で​決める

Notion Workers は、Notion のサーバーで動かすコードで、同期・カスタムエージェントのツール・Webhook の起点の3つに使えます。ヘルプでは、ビジネスとエンタープライズのプランで使えると書かれています。

公式のヘルプは、外のサービスから取り込む、取り込む前にデータを変えるといった独自の同期に Worker を使うよう案内しています。ほかの種類のレコードや、取り込む前の計算が要る場合も、Worker の候補に挙げています。

同期の間隔は5分から7日まで指定でき、指定しなければ30分ごとです。同期が書いた表の行は、手で足したり消したりできません(開発者向けの手引き)。

毎回全件を返す置き換えの同期(replace)は、その回で返さなかった行を消します。変更だけを返す差分の同期(incremental)では、削除を明示して送ります。

費用は Notion のクレジットで、同期が1回動くごとに1回の実行と数えます。料金の手引きの目安は1回の実行あたり0.0023ドルで、ベータの間は無料で試せ、いずれクレジットが要ると書かれています。

費用の実測は、Notion Workers の料金が増える理由にまとめています。

保守は、コードを自社か頼んだ会社が持ち、Notion が動かす分担です。公式の手引きに無い動きもあり、弊社は、同期で日本語が1文字だけ化ける件と、消した値が残る件を本番で踏みました。

それぞれ、Notion Workers の同期で日本語が1文字だけ化ける理由と、Salesforce から Notion への同期で消した値が残る理由にまとめています。

Workers の同期は、Notion へ取り込む向きです。Notion の変更を Salesforce へ返すのは、同期の外の仕事です。

弊社の​事例: Workers で​取引先・​商談と​サービス部門の​記録を​毎日​同期

弊社は、お客様の Salesforce の取引先・商談を、Notion Workers の置き換えの同期で、本番で毎日1回全件入れ替えています。取り込み始めた時点で、取引先は約4,400件、商談は約1,500件でした。

同じ仕組みで日報(行動の記録)も同期し、月ごとの集計を同期の中で計算して書いています。どれも Salesforce から Notion への片方向で、Notion の側は読み取り専用です。

サービス部門の8種類のオブジェクト(標準のケースと作業指示に、お客様が足した独自のオブジェクトを加えた物)は、取れる項目 約380列を、参照関係を保って毎日、差分の同期で取り込んでいます。前のシステムの過去のデータを含め、約9.6万行です(2026年10月2日時点)。

8種類のうち作業指示(Work Order)は、Salesforce の Field Service(現場の作業を管理する製品)でも使う標準のオブジェクトです。

集計の表4本も、同期の中で計算しています。商談の表は、全行×全列 約4万8千セルを Salesforce と突き合わせ、全件一致を確かめました。

費用は、Salesforce 連携のワーカー全体で、課金が始まった後の見込みが月3〜4ドル程度です。公式のヘルプのとおり、ベータの間は無料のため、見込みの額で書いています。

この8種類には、取引先・取引先責任者・商談に当たるものが無く、ケース(Case)は公式の同期の対象外と書かれています。月ごとの集計は取り込む前の計算で、公式のヘルプが Worker を勧める場合に当たります。

取引先と商談だけなら、今は公式の同期でも取り込めます。その場合は、エンタープライズのプランか、取り込む前の計算が要るかで、公式の同期と Workers を比べます。

選び方​: 3つの​問いで​決める

  1. 取り込みたいのは、取引先・取引先責任者・商談だけか。そうで、Notion のエンタープライズのプランなら、公式の同期から試す
  2. Notion の変更を Salesforce へ返すか、1件ずつの出来事で動かしたいか。そうなら、ノーコードの道具を比べる
  3. ケースやカスタムオブジェクト、取り込む前の計算、毎日の全件の照合が要るか。そうなら、Workers で同期を作る

どの方式でも、つないだ後に Salesforce と Notion の件数と値を突き合わせます。弊社は、商談の表で、同期と同じ問い合わせと変換で Salesforce を読み、全行×全列を照らしました。

自力で​どこまで​やれるか

公式の同期とノーコードの道具は、画面の設定で始められます。Salesforce の API の権限と、Notion や道具のプランがそろえば、自力で足ります。

Workers は、TypeScript のコードを書き、Notion の CLI で載せます。自力の壁は次の3つです。

  • 公式の同期の対象外のオブジェクトや、取り込む前の計算が要る
  • 消した値・消した行・文字化けなど、手引きに無い動きを試験で確かめる必要がある
  • 全行×全列の照合を、同期とは別に組む必要がある

外注する​場合の​判断基準

外注の分かれ目は、方式を選んだ後に、Salesforce と Notion が合っていることを確かめ続ける手立てを、自社で持てるかです。見積もりを比べる前に、次の3点を確かめてください。

  • 公式の同期で足りるかを、オブジェクトとプランで先に確かめるか
  • 消した値と消した行の扱いを、本番の前に試験で確かめるか
  • 受け入れを、件数だけでなく値の照合で行うか

ゴムマリでは、Salesforce の項目・画面・権限の直しと、ほかのシステムとの連携を、CRM の開発・改修(Salesforce 対応)として承ります。検証環境(Sandbox)での設定と検証からお引き受けします。

料金は初期30万円から、月5万円から、期間は2週間からです。

Salesforce と Notion の同期の設計・構築・受け入れの照合(件数・値の一致)・保守は、システム連携・API 開発でも承ります。

料金は、連携1本(接続先2つ・片方向・定期の更新)で初期50万円から、保守は月3万円から、期間は2週間からです。

進め方は相談からご連絡ください。

Notion Workers の開発で頼めることは、Notion の構築と開発にまとめています。

次の​一歩

まず、Notion に入れたい Salesforce のオブジェクトと項目を書き出し、取引先・取引先責任者・商談の外に出る物があるかを見てください。外に出る物が無く、エンタープライズのプランなら、公式の同期から試せます。

外に出る物があるなら、件数と、何分ごとにそろえたいかを決めます。そのうえで、ノーコードの道具の起点と料金、Workers の実行の回数の見込みを比べます。

関連記事: Salesforce から Notion への同期で消した値が残る理由/Notion Workers の同期で日本語が1文字だけ化ける理由/Notion API が 429 で止まる理由/Notion と基幹システムの連携方式の選び方

この記事を書いた人

代表 村山悠太のポートレート

村山 悠太(ゴムマリ代表)

ワークスアプリケーションズで大手企業向けERPの営業と導入を担当し、外資系SaaS企業と国内大手放送局で販路と新規事業の立ち上げ、AI学習用データを扱うAIスタートアップ2社でマーケティングと営業を担った。2024年10月から生成AIの実装に入り、いまは大手企業の現場で、AIエージェントを要件定義から運用まで手がけている。

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FAQ

よく​ある​質問

Notion 公式の Salesforce の同期は、どのプランで使えますか?

Notion のヘルプでは、Salesforce の同期にはエンタープライズのプランが要ると書かれています(2026年11月2日に確認)。Notion Workers で同期を作る場合は、ビジネスかエンタープライズのプランで使えます。

Notion で直した値を、Salesforce に戻せますか?

公式の同期では戻せません。同期した項目は Notion では読み取り専用で、Notion で足した項目の値も Salesforce に書き戻されません。ノーコードの道具には、Notion の行から Salesforce のレコードを作る・直すひな形があります。弊社が本番で動かしている同期は、Salesforce から Notion への片方向です。

リードやケース、サービス部門の独自のオブジェクトも Notion に取り込めますか?

公式の同期では取り込めません。対象は取引先・取引先責任者・商談で、リード・ケース・カスタムオブジェクトは対象外とヘルプに書かれています。弊社は、サービス部門の8種類のオブジェクト(標準のケースと作業指示に、お客様が足した独自のオブジェクトを加えた物)を、Notion Workers で作った同期で毎日取り込んでいます。

Salesforce で消したレコードや値は、Notion からも消えますか?

方式で違います。公式の同期は、Salesforce が変更の結果で削除を返したときに消し、気づく前に消えたレコードは残ることがあります。Workers の置き換えの同期は、その回で返さなかった行を消します。項目の値を空にしたときは、空の値を送る作りにしないと前の値が残ることがあります。

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