ホームナレッジ / 毎月のレポート作成を「確認するだけ」にする

毎月の​レポート作成を​「確認するだけ」に​する

集計とグラフ作成で力尽き、分析まで手が回らない。フォーマットは決まっているのに、毎月同じ作業に丸2日取られる。この記事は、自力でできる範囲とその限界、AIエージェントを使った定例レポート作成の仕組み、外注の判断基準と相場(2026年6月時点)を整理します。

著者: 村山 悠太(ゴムマリ) 最終更新: 2026年7月

目次
  1. 毎月2日が消える原因はどこにあるか
  2. まず自力でどこまでやれるか
  3. AIエージェントでドラフトを作ると何が変わるか
  4. 自力と外注、どちらを選ぶか
  5. よくある質問
  6. まず1件から

フォーマットが決まっているのに、毎月同じ集計・グラフ作成・前月比算出の作業に丸2日かかる。この記事は、自力でできる範囲とその限界、AIエージェントを使った定例レポート作成の仕組み、外注の判断基準と相場(2026年6月時点)を整理します。読み手は、確認と判断の時間を確保したいのに、毎月の定型作業から抜け出せていない実務者・担当者です。

毎月​2日が​消える​原因は​どこに​あるか

定例レポートの作業は、構造上「何を出すか」ではなく「出す作業そのもの」に時間が集中しやすい性質を持ちます。集計のためにデータを手作業で統合し、グラフを並べ直し、前月比・前年比の数字を埋め、フォーマットに貼り付ける——この工程に大半の時間を使い、肝心の分析や所見を書く時間が残りません。「集計とグラフ作成だけで力尽き、分析まで手が回らない」という状態は、レポートの品質問題である前に、作業の構造問題です。

まず​自力で​どこまで​やれるか

元データの形式が一定で、集計ロジックがシンプルなら、自力で完結させられるケースがあります。ExcelやスプレッドシートのPIVOTテーブル、関数(SUMIF・COUNTIF系)、マクロを組み合わせると、決まった集計ならボタン一つで更新できます。グラフもテンプレートとして保存しておけば、データ参照先を変えるだけで毎月再利用できます。「毎月同じシートに同じ形式でデータが蓄積され、同じ集計とグラフを出すだけ」という条件が揃っていれば、担当者がマクロを一度設計すれば翌月以降の工数は大きく下がります。

限界が出るのは、条件が複数かつ変動する場合です。複数システムからのデータを毎月手動で突き合わせる必要がある、フォーマットがレポートごとに微妙に異なる、前月比・前年比の計算以外にも「先月と比べて何が変わったか」を文章で要約しなければならない——これらが重なると、マクロの設計だけでは対処できず、毎月担当者が判断を挟む工程が残ります。担当者が異動・退職したとき、その設計の維持が引き継がれにくい点も構造上の弱点です。

AIエージェントで​ドラフトを​作ると​何が​変わるか

集計・グラフ・定型分析・フォーマット踏襲まで、仕組みとして一貫して動きます。

入力として渡すのは元データと過去のレポートサンプルです。処理は次の工程で進みます。

第一に、元データの集計とグラフ作成。渡されたデータを集計し、過去サンプルに合わせたグラフを生成します。人手では「同じグラフを毎月作り直す」工程が、データ更新で自動的に完了します。

第二に、前月比・前年比などの定型分析。過去サンプルで使われている比較軸を読み取り、同じ分析を新データに適用します。計算ミスのリスクが構造的になくなります。

第三に、御社フォーマットに沿ったドラフトの生成。集計・グラフ・分析の結果を、渡したレポートサンプルのフォーマットに沿って配置し、ドラフトとして納品します。担当者は数字の確認と所見の追記だけに集中できます。

毎月続く場合は、エージェント化で御社の仕組みにできます。スポット依頼で処理のロジックが確立したあと、毎月データを渡すと自動でドラフトが上がってくる運用に切り替えることができます。担当者の手作業を起点にするのではなく、仕組みが毎月動く形に変わります。

自力と​外注、​どちらを​選ぶか

判断の分かれ目は「作業の定型度」と「毎月の負荷が構造化されているか」です。

自力でやるスポットで外注する
向く状況形式が一定で集計ロジックがシンプル/マクロの設計・維持ができる担当者がいる毎月2日以上かかっている/複数システムのデータ統合が必要/分析まで手が回っていない
かかるもの担当者の時間(設計+毎月の実行)費用(成果物単位・固定)
残るもの担当者個人のマクロ設定集計・分析済みドラフト(継続ならエージェント化で仕組みに)

自己診断チェックリスト——次のうち2つ以上に当てはまるなら、外注を検討する段階です。

  • 毎月のレポート作成に丸2日かかっている
  • 集計とグラフ作成だけで力尽き、分析まで手が回らない
  • フォーマットは決まっているので、中身を埋める作業を外したい
  • 担当者が変わるたびに作業のやり方をゼロから引き継いでいる
  • 毎月続く作業なので、仕組みとして自動化したい

費用について。資料作成の公開相場は、スライド1枚8,000〜17,000円に企画構成費が加わる水準です(資料作成・レポート外注の費用まとめ)。毎月20枚の定例レポートをスライド単位で発注すると、8,000円〜/枚×20枚+企画構成費で16万円〜/月になりがちで、集計・分析は別料金になるケースが多い相場です。ゴムマリの「定例レポートのドラフト作成」SKUは 10万円〜・3営業日で、集計・グラフ・定型分析・フォーマット踏襲まで含みます。

まず1件の依頼から試す

よく​ある​質問

どんな形式のデータでも渡せますか。 元データと過去のレポートサンプルを渡してください。データの形式や件数はご相談ください。まず現状を見せていただくところから始めます。

料金はいくらで、追加費用はありますか。 10万円〜・固定価格・事前提示です。データの量や定型分析の複雑さで変わる場合は着手前にお見積もりし、後出しの追加費用は出しません。

納期はどれくらいですか。 3営業日が標準です。データの量や集計の複雑さによって前後します。着手前に確認します。

毎月続く場合、どうなりますか。 スポット依頼で処理のロジックが確立したあと、エージェント化で毎月の仕組みに切り替えることができます。毎月データを渡すと自動でドラフトが上がってくる運用です。詳細は依頼時にご相談ください。

フォーマットが複数ある場合でも対応できますか。 過去のレポートサンプルを複数渡していただければ、それぞれのフォーマットを読み取ったうえで対応できます。まず現状をお聞かせください。

秘密保持はどうなりますか。 秘密保持を前提に対応します。必要に応じてNDAを締結してから着手します。売上データや顧客データが含まれる場合も同様です。

まず​1件から

渡すのは元データと過去のレポートサンプル。得られるのは、集計・グラフ・前月比などの定型分析済みの、御社フォーマットに沿ったドラフトです。定例レポートのドラフト作成は10万円〜・3営業日で、一度の依頼から試せます。

レポートの数字をもとに深掘りした分析が必要な場合は、業務データ分析レポートもあわせてご覧ください。

この記事を書いた人

代表 村山悠太のポートレート

村山 悠太(ゴムマリ代表)

国産大手ERPベンダーで新卒からERPのエンタープライズ営業・プリセールス・導入コンサル、外資系SaaSでパートナーセールス部門の立ち上げ、国内大手放送局で新規事業開発(通販カタログ事業)、AIスタートアップ2社でビジネスサイドの要職を歴任。2024年10月から生成AIを自ら実装し、2025年にゴムマリ株式会社を設立。

現在は自らAIエージェントを実装するFDE。評価セット設計・専門家監修・Go/No-Go判定、CRM・会計・社内DBとの統合、減った時間の実測まで一貫します。要件から、運用まで——AIエージェントが、現場で成果を出す仕組みを。

読むより、​動かす。

まずはお問い合わせから。現場で効く始め方をご提案します。

相談する